こんにちは! ユメメです^^
今回は『「聞く力」こそが最強の武器である』 という本について書いていきます。
コミュニケーションが苦手。つい、自分の話をしてしまう。
この記事では以下4点について解説していきます。
- 「聞く」ことの基本
- 家庭における「聞く力」
- 仕事における「聞く力」
- 恋愛における「聞く力」
この記事を読むことで「聞く力」とは何か?を理解して毎日のコミュニケーションをより円滑にすることができます。
それでは、始めましょう!
目次
チャート1 「聞く」ことの基本
例えば、あなたが部下から相談を受けたとしましょう。
その時、あなたは本当に「聞く」ことができているでしょうか?
部下が相談しているにも関わらず、あなたは話したいことを話し始めたり、過去の自分の経験を引き合いにアドバイスを始めたりしていないでしょうか?
相談した部下は
本当は「答え」ではなく「仕事の進め方」を聞きたいのに・・
と、もやもやした気持ちを抱えているかもしれません。
一流の営業マンのように雑談が上手い方ほど「for you」視点です。
ベストセラーになった「超一流の雑談力」という本にはこのように書かれています。
「三流は人の話を全く聞かない」
「二流は聞いたフリだけうまい」
「一流は相手が気持ち良くなる聞き方をする」
「超一流の雑談力」 より
私のところにも多くの営業がありますが
営業の上手い方は「〇〇さん、最近忙しそうですね。体調は大丈夫ですか?」
などと常に相手目線で話題を提供してくださいます^^
そのような方には「仕事をお願いしたい」と思ことが多く、質の高い仕事にいつも感謝しています^^
このような一流の「聞き上手」になるための秘訣はあるのでしょうか?
それは、「共感」することです。
共感とは、自分が同意していなくても相手がどのように感じているかを察することです。
相手と同じ気持ちになったり、賛成するといった「同感」とは異なり、意見が異なったとしても相手の理解に重きを置くのです。
相手の話に共感することで、共感してもらった相手は自分が理解されたと感じ、承認欲求が満たされます。
これこそが「聞き上手」の聞き方なのです。
「for you」視点に立って
「相手は何を望んでいるのだろう?」
「相手は何を話したいのだろう」
と、相手の気持ちに寄り添い、想像力を働かせることが「聞き上手」になるコツです。
結局、人は自分の話を聞いてほしい生き物なのです^^;
チャート2 家庭における「聞く力」
家庭における「聞く力」とは
「自己理解、相手理解、相互理解」
を深めることです。
この3つの「理解」が深まることで家庭内での信頼関係が生まれ、些細なトラブルや不満の蓄積を回避することができます。
では、3つの理解にはどのような意味があるのでしょうか
自己理解とは、「自分」に対して「自分は何を大切にしているのか」を確かめることです。
自分の「価値観」を再確認するということです。
自分の価値観を知ることで、相手にも自分を理解してもらいやすくなります。
相手理解とは、「相手」に対して「相手が何を大切にしているのか」を確かめることです。
相手の好き嫌いや趣味などを確認するということです。
相手の好みを知ることで相手の価値観を尊重することができます。
相互理解とは、相手の価値観を尊重するだけでなく、自分の価値観も大切にするということです。
上記3つの価値観の中で一番大切なのが「相互理解」です。
なぜなら、相互理解がなければお互いの我慢が蓄積してしまうからです。
例えば、食事の場所を選ぶときに、自分本位で選択してしまうと自分は満たされるかもしれませんが相手の好みを尊重できません。
反対に、相手に合わせ過ぎてしまうと自己犠牲になってしまいます。
ぜひ、「相手」と「自分」との価値観の合うところを見つけ、バランスを調整していきたいですね^^
チャート3 仕事における「聞く力」
優れたリーダーが実践している仕事における「聞く力」には3つのポイントがあります。
- 相手が話しやすい場を作る
- 相手が返しやすい球を投げる
- 相手に考えさせる
以下に詳しく見ていきます。
相手が話しやすい場を作るには、権威的にならずに、上下関係を意識せずに相手が話しやすいようにセキュアベース(安心、安全な場)を作る必要があります。
具体的には、「他の人には言わないからなんでも話して良いよ」といった声がけや、話しやすい場所に移動して話すことです。
短い時間であっても普段からの小さなコミュニケーションも相手が話しやすい場を作る上で大切なことでしょう。
相手が返しやすい球を投げるには、「つなぎ言葉」をうまく活用しましょう。
具体的には、「それから?」や「他には?」といったオープンクエスチョンが有効です。
相手に意識を向け、相手の話を遮らず、相手が話す内容の自由を奪わない「つなぎ言葉」で相手の返球を待ちましょう。
相手に考えさせるには、まずは相手を信頼しましょう。
そして「それで君はどう考える?」や「他に選択肢はない?」といった相手に考えてもらう質問を投げかけましょう。
相手への信頼がないと自分が答えを出そうとしてしまい、相手の話を聞く機会を失ってしまいます。
「りそなホールディングス」会長として活躍した細谷英二さんは以下のような言葉を残しています。
三流のリーダーは「カネ」を残す
二流のリーダーは「事業」を残す
一流のリーダーは「人」を残す
自ら出した「答え」には責任が生まれます。
相手に「答え」を出してもらうことで相手の行動に主体性が生まれるのです。
ぜひ、あなたの仲間を信頼し、「聞く」ことで相手の成長を見守ってはいかがでしょうか^^
チャート4 恋愛における「聞く力」
心理学では「初頭効果」という言葉があります。
これは、最初に与えた印象は後の印象にも影響を与え続ける。という効果のことです。
では「初頭」でより良い印象を残すにはどのようにしたらよいか?
それは「相手との共通点を見つける」ことです。
共通点を見つける上で、注意すべき点は3つあります。
- 所有
- 行動
- あり方
これらの3つの要素について、詳しくみていきましょう。
所有とは、相手の持っているもの(バッグ、靴、服など)です。
例えば、似たようなブランドの服を着ていた場合、仲間意識が生まれます。
「服の趣味が似ていますね!そのブランドは好きなのですか?」
など会話が広がり、相手との距離をグッと近づけることができます。
行動とは、相手のやっていること(スポーツ、仕事、趣味など)です。
例えば、相手が自分と同じ職種に就いてる場合、その仕事特有の悩みや、やりがいを共有でき、その職種でしか共感できないような相互理解を得ることができます。
あり方とは、相手の価値観(性格、将来の夢、目標など)です。
「所有」や「行動」に比べて「あり方」は目に見えず、抽象的な概念です。ここに共通点を見出すことは難易度が高いです。
共通点を見つけることが難しい分、共通点が見つかった時は、より深く印象を残すことができます。
子供たちは初対面の子供でもすぐに仲良しになれます。
これは共通点(仲間)探しがうまいからなのです。
このように、とにかく「相手との共通点を見つける」ことに全神経を集中させましょう。
相手へ良い印象を残したい場合
所有物→行動→あり方
の順番で共通点を探してみると良いですね!
最後に
今回は『「聞く力」こそが最強の武器である』について紹介しました。
ここまでの話をまとめると以下の通りです。
- 「for you」視点に立とう。相手の気持ちに寄り添い、想像力を働かせることが「聞き上手」になるコツです。
- 「家庭における聞く力」を高めるには自己理解、相手理解を深めること。バランスの取れた相互理解を目指そう。
- 「仕事における聞く力」では①相手が話しやすい場を作る。②相手が返しやすい球を投げる。③相手に考えさせる。の3点を意識しよう。
- 「恋愛における聞く力」では「所有物」→「行動」→「あり方」の順番で共通点を探しましょう。
「聞く」ことについて考えてみると、多くの人は相手の話を聞いていないことがわかります。
他人の会話を聞いていると言葉のキャッチボールができておらず、お互いに話したいことを話しているだけの状況もよく目にします。
基本的には人は自分のことを話したい生き物。
相手だって「自分のことを話したい」と思っているはずです。
聞く力を高めるには「for you」のマインドが大切なのですね^^
最後までご覧いただきありがとうございました。
by ユメメ (╹◡╹)
このような方へ、
「聞く力」を身につけ人生を変えましょう^^