【すべての投資家へ】貯めてはいけない。お金を使うべきその理由とは?

こんにちは! ユメメです^^

今回は『DIE WITH ZERO』 という本について書いていきたいと思います。

イソップ寓話の「アリとキリギリス」のお話は有名ですね。

キリギリスは好きな時にバイオリンを弾き、毎日を自由に過ごしていた。その一方で、アリは来たる冬のために毎日食料をせっせと集めていた

ファイナンスの世界ではアリの生き方が正解といえるのですが、考えるべきは

アリはいつ遊ぶことができるのだろうか?

ということです。

この本では貯蓄に偏るのではなく、支出を最適化して人生を豊かにする9つのルールが記されています。

この記事を読むことで、盲目的に資産拡大を目指すことの危うさ、「ゼロで死ぬ」という生き方を知ることができます。

ユメメ

キリギリス的な生き方をしている方、アリ的な生き方をしている方にとって

思い出や経験の価値について考える機会になり、本当に価値のあるものにだけに自分の時間やお金を使うことのできる人になれるでしょう。

それでは、始めていきましょう!

 チャート1 人生を豊かにする9つのルール

この本に記されているのは

お金を溜め込むだけではなく、必要な時に必要なお金を使うことで人生を豊かにする9つのルールです。

そのルールとは?

  1. 「今しかできないこと」に投資する
  2. 一刻も早く経験に金を使う
  3. ゼロで死ぬ
  4. 人生最後の日を意識する
  5. 子供には死ぬ「前」に与える
  6. 年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する
  7. やりたいことの「賞味期限」を意識する
  8. 45〜60歳に資産を取り崩し始める
  9. 大胆にリスクを取る

某アニメ、デ〇ノートの「死神の目」のように人の寿命がわかったとしたらどうでしょうか?死ぬまでに何をするでしょうか?

死ぬ日時が分かるのであれば死ぬ瞬間までお金を貯めようとしたり、辛いダイエットをしようと思わないはずです。

今あるお金を全て使って海外旅行をしたりスカイダイビングに挑戦してみるかもしれません。

死ぬ瞬間に貯金がゼロ

理想はこの状態です。しかし、いつ死ぬか分からない不安のため必死に貯金をして備えているのが現実です。

そして貯金をすることが目的となり毎日我慢しながら労働した挙句多額の財産を抱えたまま一生を終える

このような悲劇をみないためにはゼロで死ぬための9つのルールに従う必要があるのです。

人間の寿命が分からない以上、貯金額=ゼロで死ぬことは不可能ですが、

ゼロで死ぬという目標を持つことで人生を豊かにすることへ意識が向かう。このマインドセットにこそ価値があるのです。

ユメメ

ゼロで死ぬことを目指す。これにどのような価値があるか?支出を最適化することの必要性を理解するためのルールが1〜3。

ルール4〜9では、どうすれば支出を最適化して人生をより豊かにすることができるか、その具体的な行動についてのルールになります。

では、それぞれ見ていきましょう^^

 チャート2 思い出こそ価値

アインシュタイン福利こそが人類最大の発明であると唱えました。

金融の世界ではよく耳にする福利という言葉ですが、福利は人生においても応用できるのです。

ルール1〜3は人生を豊かにするための支出の最適化について語られています。

例えば、ダイエットの成功マイホームの購入素敵な異性との出会いがあったとします。

ダイエットの成功

ダイエットの成功は次の夏に思い切って砂浜で寝そべることができ、素晴らしい思い出が作れるようになります。そして、その素晴らしい思い出は将来思い返すことで何度でも味わうことができます

マイホームの購入

マイホームの購入は新しい我が家で快適な毎日を手にすることができます。

素敵な異性との出会い

素敵な異性との出会いは毎日の生活にときめきと喜びをもたらすことでしょう。

何かを経験したり、スキルを身につけるというのはその時々に価値を手にするという側面もありますが、今後の人生の中で福利的に影響力を持ち続けるものです。そして、福利とは、早い方がより効果を発揮するものです

しかし、私たちは福利の重要性を理解しながらも経験を先延ばしにしています。

人は年齢を重ねるごとに「お金から価値を引き出す力」が低下していくのにです。

人間は必ず老いるということは生物学的に100%正しい。

80代になってスノーボードを始めようにもケガのリスクが高まるのが一般的です。ましてや20代の頃のように飛んだり回ったりなどは難しいでしょう。

ランニングをしようにも体力が追いつかず学生時代の様に距離とスピードを伸ばせない・・

年をとるとできる経験の範囲が狭まるのです。

それにもかかわらず私たちは今できることを先延ばしにし過ぎているということを理解すべきです。

ユメメ

キリギリスはもう少し貯蓄するべきですが、アリはもっとお金を使うべきなのです!

 チャート3 支出の最適化

初めて食べたフルーツに感動するのは初めて食べた時だけで、その後の新鮮味は失われてしまうでしょう。

私たちは毎日「ちょっとした死を経験し続けている」のです。

ルール4〜9は支出の最適化のための具体的な行動について語られています。

自分の子供がいつまでもアンパンマンが好きとは限りませんし、公園を走る回るだけでは満足しなくなるでしょう。

これは子供だけに言えることでありません。

私たちは、しばしば今の生活が未来永劫続くと思い込んでいますがちょっとした死」は今日も訪れており、日々老い続けているのです。

しかしながらその事実に目を向けずに将来の不安に囚われて貯蓄に偏ってしまいがちです。

大切なのは墓場に大金を自分の屍と一緒に埋めることではないのに、です。

自分が何に対してどのくらいお金を使えば幸福を感じるか?これを理解し惜しまずお金を使う。

支出の最適化こそが重要なのです。

具体的には

  • 最後の日を意識すること
  • ライフエネルギーを意識すること

で支出は最適化されます。

最後の日を意識するとは、生物学的な寿命を全うする日を意識するという意味ではなく、5年、10年単位などの短期的な視点で経験すべきことを見極めるということです。

投資でお金を増やすことはできますが今体験しなければ、思い出は一生失われてしまう。その機会損失を意識するということです。

ライフエネルギーを意識するとは、例えば、あなたの時給が2,000円だとして4,000円のTシャツを購入できるでしょうか?

ユメメ

「このTシャツのために2時間けない!」と思うか、「このTシャツは2時間分の価値を与えてくれる」と思うか。

あなたのライフエネルギー自分の時間に見合うものかを判断するということです!

 チャート4 ゼロで死ね

テレビゲームの「ドラクエ」でスライムを倒すのにレベル80も必要ありませんよね。

ラスボスを倒すのにレベルMAXで挑む必要もありません。

必要なタイミングで適切支出していく

あなたが労働して得たお金を最大限自分のために使うことができ、ゼロで死ぬことができれば最も効率的と言えるのではないでしょうか?

文字通り1円も持たずに寿命を迎えるということはほぼ不可能ですので、

ここで重要なのはお金をゼロにする事ではなく、お金から価値を最大限引き出す生き方をするということなのです。

ユメメ

お金から最大限の価値を引き出す。

このことをしっかりと理解していれば、無駄にお金を貯める、あるいはお金の浪費を止めることができ、幸福な人生を築くことができます^^

最後に

ユメメ

今回は『DIE WITH ZERO』について紹介しました。

旅行や高校生最後の1日

多くの人はその最後の1日を有意義なものにしようと景色を楽しんだり、やり残したことをやっておこうと行動するはずです。

今生きている時間を全力で生きる。

この本を読んでみて感じたのは「1度きりの人生、思いっきり豊かにしてほしい」そのようなメッセージでした。

お金は貯めるよりも使う方が難しい

貯蓄をしている方なら共感していただけるかと思いますが、節約してコツコツと貯めてきたお金を使うとなると、なかなかに勇気がいるものです。

しかし、豊かな人生にするためには童話に出てくるアリさんではダメなのかもしれません。

もちろん、経験のために好き放題お金を使ってしまっては将来お金に困ってしまいますので最低限の注意は必要ですけれども^^;

ユメメ

お金から最大限の価値を引き出す。所持金0円で死ぬことが目的なのではなく、豊かに生きるお金の使い方を身につけることが大切なのですね^^

この記事を読んでくださった皆さんと豊かな人生に向けてまた一歩、あゆみを進められたら嬉しいです。


最後までご覧いただきありがとうございました。

by  ユメメ (╹◡╹)




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