こんにちは! ユメメです^^
今回は『習慣が10割』 という本について書いていきたいと思います。
ダイエットを始めたのになかなか続かない。
貯金をしたいのに気がついたら無駄遣いをしてしまっている。資格の勉強を始めたのに三日坊主。。
この記事を読むことで習慣化の重要性を理解して日々の「続かない」を解決するためのコツ知ることができ、あなたが思う理想の自分に近づくことができます。
それでは、始めましょう!
目次
チャート1 なぜ習慣化が大切なのか
突然ですが、
あなたは靴を履くときに左足から履くでしょうか?右足から履くでしょうか?
歯を磨く時はどの歯から磨き始めますか?
このような問いに対して「左足から靴を履く」「右上の裏側から磨き始める」などパッと答えられる人もいれば、「どうだろう〜」と考えてしまう人もいるかと思います。
人は行動する時によほど意識していない限り、靴を履く時にどちらから履くか?どこから歯を磨き始めるかをいちいち気にはしないないでしょう。
つまり、あなたの日々の行動は無意識下で行われているのです。
例えば、毎日不快な満員電車で精神と時間をすり減らし、上司の顔色を伺いながら面白くもない仕事を淡々とこなす日々。。
もっと楽でもっとやりがいのある仕事があれば転職を考える方も多いですよね?
嫌な会社に毎日通勤しているのは紛れもなく無意識によるものです。
あなたが無意識にしているから、「仕方ないことだ」や「収入を得るためには止むを得ない」という理由を後から作ってこれまで続けてきた。
習慣とは、反復行動による刷り込みの結果なのです。
刷り込みの結果、不快なものを不快と感じる感情を押し殺しているのです。
通勤のように不快なものを我慢するために習慣を利用するのか?
ダイエットや貯金のようにより良い未来のために習慣を味方につけるのか?
全てはあなた次第です。
チャート2 習慣化の敵
ダイエットや勉強などが続かないのはなぜでしょうか?
答えは「脳が楽しいと思えない」からです。本文から一部引用します。
五感から脳に入った情報は、扁桃核という部位が「快・不快」を判断します。
そして「快(=好き・楽しい・嬉しい・ワクワクなど)」を感じたものには、自ら接近していきます。
これを「接近反応」といいます。
一方、「不快(=嫌い・退屈・悲しい・ムカムカなど)」を感じたものから、遠ざかろうとします。
これを「回避反応」といいます。
第二章 なぜ、あなたは続けられないのか?
辛い筋トレやダイエットをしている時、頭では「正しいことをしている。」と考えていたとしても、無意識せずとも脳の扁桃体は「きつい」「辛い」と感じているのです。
反対に、美味しいものや甘いものを食べたときは脳内ではセロトニンやドーパミンと呼ばれる脳神経伝達物質が分泌され、「美味しい」や「幸せ」を感じています。
人間はこれまでの人生の中で快・不快なものを経験し、記憶したため、不快なものからは遠ざかり、快適なものへと近づいていくことを学習してきたのです。
- 経験することで、人は学習し、記憶は強化され続ける
- 人は不快なものを本能的に遠ざけようとする
これは意思にかかわらず、誰にでも起こる人間の仕組みということはぜひ覚えておきたいですね。
チャート3 「なかなか続けられない」の仕組みとは
脳のサインである「不快なものを本能的に遠ざけようとする」ことに抗い続けた結果、数日後には無理が来て放り投げてしまう。
ただ頭では「続けなくては」と考えて余計に焦ってしまう。
これは「言動不一致」の状態です。
この状態になると「頑張ろうとしてもできなかった」や、「頑張ったけどどうせできない」など、努力できなかった実績が積み重なます
その結果、「自分は続けられない人間」という負の記憶が強化されてしまいます。
マイナスの思考の螺旋階段を一気に駆け降りてしまうのですね。
ではどうしたらこのような状態を回避できるのでしょうか?
答えは2つあります。
チャート4 習慣化するための答え
・ハードルを極限まで下げる。
・出力をプラスに変える。
これが習慣化させるための具体的な方法です。
ハードルを極限まで下げる
ハードルを極限まで下げるとは、何より重要なのは成功体験を積み重ねることです。
人は何かを続けられた時に大きな達成感を感じるものです。
例えば、会社を10年間勤め上げた時、マラソンを完走した時、目標の資格を取得できた時などです。
何かを習慣化したいときは、本来の目的ではなくても他の日々の生活に小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
「自分は続けられる人間なんだ」
「〇〇は今日も続けている」
など、自分は継続できるという自信を付けることが重要です。
ダイエットが目的なら「毎日トイレ掃除をする」でも良いです。貯金が目的なら「毎日自分から先に挨拶をする」でも良いです。
目的と手段は異なっていても構いません。
日々の生活に小さな成功体験を積み重ねることが大切なのです。
目的ではない小さなことでも習慣化して続けられる人は、他の大きな目標に置き換えても習慣化できるのです。
出力をプラスに変える
「出力をプラスに変える」についてです。
チャート2で「脳は快・不快なものを経験し、記憶」するということを話しました。
試験勉強をしようと思えば机に座って黙々と問題を解き続けなければなりませんし、ダイエットでは美味しいおやつを我慢しなければなりません。
こうした勉強、ダイエットという「入力」に対して脳は「辛い」と感じます。
この時に逃げてしまうと、「辛いもの」としてその後の記憶に定着してしまうので、少しでも「楽しかった」という記憶にすり替える必要があります。
具体的には、好きな異性の写真を見えるところに置いておくことや、作業を終えた自分にちょっとしたご褒美を用意すると良いです。
「自分は頑張っている」ではなく「自分は向上している」というプラスの言葉を言い聞かせながら続けることで、「入力」:辛いことを→「出力」:楽しいことに置き換えて脳に記憶させることができます。
また、「口角の上下が整理心理面に及ぼす影響」という論文があります。
健常な大学生男女20名を対象とし、口角の指示なし、口角上げ、口角下げの3条件で連続数字の加算作業による成績の比較を行った実験です。
この実験により口角を上げることは不安減少と注意力向上に効果があることが分かっており、無理にでも口角を上げてみることが不安の現象効果による不快の減少にもつながります。
出力をプラスに変える上で「口角を上げてみる」ことは非常に効果的なのですね。
入力ではなく、出力を変える事の大切さを知る上で、このような言葉もあります。禁酒を志す方ならご存じの方も多いかと思います。
アメリカの神学者、ニーバーの祈りです。
変えることのできるものについて、 それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、 それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、 変えることのできるものと、変えることのできないものとを、 識別する知恵を与えたまえ。
ラインホールド・ニーバー 参考:Wikipedia
我慢しながら続けているダイエット、嫌な試験勉強など「入力」を変えられないのであれば、「出力」を変えてやりましょう^^
最後に
今回は『習慣が10割』について紹介していきました。
今日は勉強をしようとしていたのについついテレビを見たりゲームをしてしまう、ダイエットがどうしても続かない。
これは日々の行動の積み重ねがあなたの生活を形成していたからなのです。
人間の脳は不快なものから逃げるのにあまり強くはありません。
ついつい「今日だけは」や「少しだけは」などと言い訳を作って楽な方へと流れていくのです。
脳は不快な入力に対して極めて脆弱であるということを理解し、少しづつ、毎日小さな成功体験を積み上げていくことが大切なのです。自分をもっと愛し、どんどん褒めてあげましょう^^
今までのように頑張って努力することをやめて、脳をダマして小さなことを習慣化することで、より良い生活、より良い人間関係、より良い人生を手に入れませんか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
by ユメメ (╹◡╹)
このような経験をされている方は多いのではないでしょうか?
そのような「続かない」は習慣化することで「続けられる」ようにすることができるのです。
今回は習慣化の重要性、習慣化させるためにはどうすれば良いか?を解説していきます。