【悪用厳禁】今から使える「消費」の知識 行動経済学の理論3選を紹介

こんにちは! ユメメです^^

今回は『行動経済学』という本について書いていきたいと思います。

日用品10%〜の値上げに関するニュースを多く目にされているかと思います。

一方で給料は10%以上値上げされているでしょうか?

給料は上がらないのに物価は上がる。悪いインフレーション、スタグフレーションの真っ只中にいるのです。

毎日の生活が楽にならないという方も多いかと思います。

そこで今回は人の消費行動を理解するための内容です。

ユメメ

この記事では行動経済学を学ぶべき理由と行動経済学における理論3選を紹介していきます。

この記事を読むことで行動経済学を学び、消費者の行動を理解することができます。

行動経済学の知識を応用することでお金を守る力や、人を動かす能力も身につけられるようになるでしょう。

それでは、始めていきましょう!

 チャート1 なぜ行動経済学が重要なのか。

買うつもりがなかったお菓子をついついカゴに入れてしまう。

予定していなかったブランド物の服を衝動買いしてしまう。

このような経験はだれにでもありますよね。

行動経済学とは、実際の消費者の行動から理論を形成し、人間の非合理的な部分にフォーカスした学問です。

行動経済学を学ぶことで3つ能力を身につけることができ、ダイエット中の甘いものや予定外の買い物を減らすことができるようになります。

行動経済学を学んで得られる3つのメリット

  1. マーケティング
  2. マネジメント
  3. 自己実現
マーケティング

マーケティングとは、消費者の意思決定の仕組みを知ることです。

消費者がどの様な状況で購入意欲が高まるかを知ることで、無駄な買い物をせずにすみます。

逆に、メルカリなどのフリマアプリで商品を売る際にはこの知識を逆手に取って、購入者へ自分の商品を効果的にアピールすることができるでしょう。

マネジメント

マネジメントとは、取引先や同僚をマネジメントするスキルを身につけられるということです。

同僚に仕事をお願いするにも「みんなもやってくれるので少しお願い」と依頼するのか、ただ単に「お願い」するのか?

何かを依頼する場合にも行動経済学の理論が役に立つのです。

自己実現

・自己実現とは、自分の夢や目標の実現可能性が上がるということです。

自己実現にも行動経済学の理論を応用できます。目の前の甘い誘惑に対して「なぜ誘惑に負けるのか?」を知ることで自分が本当にやるべきことに向かって行動できるようになります。

ユメメ

それでは、このような能力を身につけるために、行動経済学における3つの理論について学んでいきましょう^^

 チャート2 ヒューリスティック

今日のランチを考えた時、カレーライスか、蕎麦にしようか。

昨日の晩御飯がカレーだったから蕎麦にしよう。ダイエット中なのでヘルシーな蕎麦にしよう。

この決断に至るまでに10分も20分も悩む人はいないでしょう。

一方でパソコンの購入を考えた時にはどのメーカーにしようか?どれほどのスペックが良いか?デザインはどうか?

などさまざまな知識や経験、情報を駆使して判断するはずです。

このように人が意思決定をする際には大きく分けて「直感」と「熟考」の2種類があります。

ヒューリスティックは「直感」にあたるもので、ランチの例のような場合に働く意思決定の回路です。

パソコンの購入のように「熟考」にあたるのはシステマティックと呼ばれます。

何かを購入しようとする時には、この2つの回路の特徴を理解し上手く使い分けることでムダを減らすことができるのです。

ヒューリスティックのメリット

判断が早い

努力を要さない

システマティックのメリット

判断に時間がかかる

合理的な決断には不向き

もし昨日200円で売られていたトマトが今日198円になっていたとしたら?

「タウリン1000mg」が「タウリン1g」と書かれていたらどうでしょうか?

安い、あるいはお得だと思い購入する人は多いはずです。

ユメメ

私たちの決断の多くがヒューリスティックな判断に頼っているのがよくわかりますね^^

 チャート3 プロスペクト理論

宝くじのような不確実な確率を伴う商品の購入の際、人がどのようなプロセスで意思決定をするか?

2002年にノーベル賞を受賞したダニエル・カーネマンプロスペクト理論を唱えました。

プロスペクト理論によると、人は2つのステップを経て意思決定を行うとされています。

ステップ1:編集段階

ステップ2:評価段階

編集段階

編集段階では意思決定における前処理とも呼ばれものです。与えられた条件に対して価値を評価し、基準点を作る段階であり、評価段階に向けた土台づくりのステップです。

例えば、デパートで10万円のバッグを見つけたとき、この材質、このブランドで10万円だという基準価格を自分の中にインプットするということです。

評価段階

評価段階では編集段階で決定された参照点を基準に、損得計算、確率の計算をするステップです。

例えば、10万円よりも安くて質の良いバッグを探して比較すること。年末ジャンボ宝くじの当選確率を調べてより当選確率の高い「年末ジャンボミニ」と比較することなどです。

10万円のバッグの場合、先に20万円のバッグを見ることで10万円のバッグが安いと思いますよね。これは編集段階で基準が高く設定された結果です。

選択肢が与えられ、決断した場合、最も合理的な決断ができていると思いがちですが、決断することそのものの必要性は考えられていないケースが多いのではないでしょうか?

ユメメ

無駄なものを買わないためには編集段階の時点である程度のフィルターをかけておく事が大切です。

 チャート4 ナッジ理論

同僚に仕事を手伝って欲しい。配偶者に家事を手伝って欲しい。

このようなとき、あなたならどのようにお願いするでしょうか?

ナッジとは「そっと後押しする事」で、ナッジ理論を使う事で「人々が自分自身にとってより良い選択を自発的に取れるように誘導」することができます。

ユメメ

ナッジ理論を日常生活で活用するための具体的な3つの手法を紹介します。

  1. アンカリング効果
  2. ハーディング効果
  3. 損失回避性
アンカリング効果

アンカリング効果とは、負担を少なく見せることです。

もし、あなたが洗濯、掃除、料理をしなければならない時、家事を手伝って欲しい人に向けて「洗濯、掃除、料理のうち〇〇だけ手伝って欲しい」と伝えてみてはいかがでしょうか。

自分の仕事量に比べてお願いする仕事量が少ないということを示すのです。

ハーディング効果

ハーディング効果とは、同調効果を利用するということです。

人は「みんなやっているのに自分だけやっていない」という状況に不安を覚えるものです。

何かを手伝ってもらいたい時には「みんなやってくれるみたいだし・・」と伝えてみてはいかがでしょうか。

損失回避性

損失回避性とは、相手の喪失感を逆手に取るということです。

人は得をすることよりも損することを嫌う傾向があります。

「本日限り」や「タイムセール」「今だけ〇〇が付いてくる」という言葉を上手く活用してみてはいかがでしょうか。

最後に

ユメメ

今回は『行動経済学』について紹介しました。

ここで紹介したのは行動経済学における3つの理論でした。「経済学」という言葉から、自分には関係性の薄いものと思っていた方も多いかと思います。

しかし、行動経済学は日常生活の中でも応用ができる知識が多いのです。

値上げラッシュが止まらない中、お金を守るスキルを磨く必要性は高まっています。

行動経済学の理論を知ることで自分自身の消費傾向を考え、自分にとって必要なものに必要なお金を使えるようになれると良いですね^^

そして、この記事をきっかけにお金の使い方だけではなく、人間関係の向上のためにも行動経済学を活用してもらえたら嬉しいです。


最後までご覧いただきありがとうございました。

by  ユメメ (╹◡╹)




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