「愛用していたTwitterのモーメント機能はなくなったのか?」
「作品やイベントの記録をまとめていたのに、Twitterのモーメントは一体どこにあるのだろう?」
と、途方に暮れていませんか。
クリエイターの方、イベント運営者、あるいは熱心な情報収集家にとって、ポスト(旧ツイート)を物語のようにまとめられるモーメント機能は、かけがえのないツールでした。結論から申し上げますと、Twitterモーメントの廃止についてX社から公式に発表があり、現在、新たにモーメントを作成することはできません。
この仕様変更により、過去のTwitterモーメントの見方や、ブックマークしていたモーメントが見れない場合の対処法がわからず、困っている方も少なくないでしょう。
しかし、ご安心ください。モーメント以外でツイートをまとめる方法は存在し、むしろモーメント以上に高機能なサービスも登場しています。
この記事では、Xモーメントの代わりになる機能やサービスを、基本的な使い方から応用テクニックまで、網羅的かつ徹底的に解説しますので、ぜひ最後までじっくりとご覧ください。
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- なぜモーメント機能が廃止されたのか、その背景まで深く理解できる
- 過去に作成した自分や他人のモーメントを確実に確認する方法がわかる
- Togetterやmin.tなど、主要な代替サービスの特徴と具体的な使い分けがわかる
- 自分の目的や用途に最適なツイートのまとめ方が見つかる
目次
twitterのモーメント代わりが必要になった背景

- Twitterのモーメント機能はなくなったのか
- Twitterモーメントの廃止についての公式情報
- 過去に作成したTwitterモーメントの見方
- Twitterモーメントが見れない場合の対処法
- 現在Twitterのモーメントはどこにあるのか
Twitterのモーメント機能はなくなったのか
X(旧Twitter)のモーメントを新たに作成する機能は完全になくなりました。この事実は、2022年12月7日(米国時間)にXの公式サポートアカウント(@Support)が機能の提供終了を告知したことで確定しました。現在、ほとんどのユーザーの画面からモーメントを作成するためのインターフェースは削除されており、利用することはできません。
そもそも「モーメント」とはどのような機能だったのか
モーメント機能の廃止を惜しむ声がなぜ多いのかを理解するために、この機能がどれほど画期的で便利だったかを振り返ってみましょう。モーメントは、単に複数のポストを時系列に並べるだけの機能ではありませんでした。それは、流動的なタイムラインの中から特定のテーマや出来事に関するポストをキュレーション(収集・整理)し、一つの独立した「ストーリー」や「まとめ記事」として再構築できるパワフルなツールだったのです。
例えば、以下のような多岐にわたる活用法がありました。
- クリエイターのポートフォリオ: イラストレーターや漫画家が、自身の作品ポストだけを時系列やシリーズごとにまとめ、プロフィールに固定することで、洗練された作品集として機能させていました。
- イベント実況のアーカイブ: ライブイベントやカンファレンスの実況ポストを一つにまとめることで、後から参加者や非参加者がイベントの流れを追体験できる、臨場感あふれる記録となっていました。
- ニュースや社会問題の深掘り: 特定のニュースに対する様々な人々の反応や、時々刻々と変化する状況をまとめることで、多角的な視点を提供するジャーナリスティックなコンテンツを作成できました。
- 個人の旅行記や趣味の記録: 旅行中のポストや、趣味に関する一連の投稿をまとめることで、個人的な思い出を一つの物語として保存・共有することが可能でした。
このように、モーメントはXというプラットフォーム内で、誰でも簡単に「編集者」や「語り部」になれる機能を提供していました。
外部サービスへ移動する必要なく、タイムラインの情報を文脈と共に保存・共有できる手軽さと公式機能としての安心感が、多くのユーザーに支持されていた最大の理由です。この「文脈を創造する力」こそが、単なるブックマーク機能との決定的な違いでした。
機能廃止がもたらした影響
この便利な機能の廃止は、特に情報を積極的に発信・整理していたユーザー層に大きな影響を与えました。これまでモーメントで作成してきたポートフォリオや記録が更新できなくなり、多くのユーザーが代替手段を探し始める、いわゆる「モーメント難民」という状況が生まれました。突然の機能停止に戸惑う声や、長年蓄積してきたコンテンツの今後を憂う声が、タイムライン上で数多く見受けられたのです。
しかし、重要な点として覚えておくべきは、廃止されたのはあくまで「新規作成」機能であるという事実です。
重要ポイントの再確認
Xのモーメント作成機能は2022年12月をもって完全に廃止され、新たに作ることは一切できません。しかし、廃止以前に作成されたモーメントに関しては、現在も「閲覧」することは引き続き可能です。この「過去のモーメントをどう見るか」が、次のステップへの重要な鍵となります。
この変更は、Xがプラットフォームとして新しい方向に舵を切ったことの現れであり、私たちユーザーもまた、新しい情報の整理・発信方法へと適応していく必要があります。次のセクションでは、廃止の公式な理由について、さらに詳しく掘り下げていきます。
Twitterモーメントの廃止についての公式情報

前述の通り、Xモーメント機能の廃止は、突如として行われたわけではなく、X社の公式な発表に基づいています。その発信源は、Xの仕様変更や障害情報などをアナウンスする公式サポートアカウント(@Support)です。2022年12月7日(日本時間では12月8日早朝)、以下の内容のポストが投稿され、機能の提供終了が全世界のユーザーに伝えられました。
公式発表の原文(和訳)
「すべての瞬間が永遠に続くわけではありません。本日より、ほとんどのユーザーを対象にモーメントを作成するオプションを削除します。私たちは他の体験の改善に集中していきます。
心配しないでください、過去のモーメントを見たり、Twitterのライブイベントをフォローしたりすることは引き続き可能です。」
(参照:X公式サポートアカウントのポスト)
廃止理由「他の体験の改善に集中するため」の背景を探る
公式が発表した廃止理由は「他の体験の改善に集中するため」という、やや抽象的なものでした。しかし、この発表が行われた時期や当時のX社(旧Twitter社)の状況を鑑みると、その背景にはいくつかの具体的な経営判断があったと推測できます。
1. 経営体制の抜本的な変化
モーメント廃止の発表は、イーロン・マスク氏によるTwitter社の買収(2022年10月)から、わずか1ヶ月半後の出来事でした。買収後、同社は大規模な人員削減や経営方針の転換を断行しており、プラットフォームの在り方そのものを見直している最中でした。この大きな変革期において、機能の棚卸しと優先順位付けが行われた結果、モーメントは「選択と集中」の対象となった可能性が極めて高いと考えられます。
2. 収益化への強いプレッシャー
新体制下のXが最も重視したのが「収益化」です。サブスクリプションサービス「X Premium(旧Twitter Blue)」の導入、そして開発者向けのAPIの有料化など、広告収入以外の収益源を確保する動きが活発化しました。モーメント機能は、直接的な収益を生み出しにくい一方で、サーバーリソースやメンテナンスのための開発コストがかかる機能です。費用対効果の観点から、廃止という判断が下されたという見方も有力です。
豆知識:APIとは?
API(Application Programming Interface)とは、簡単に言えば「ソフトウェアやサービス同士が情報をやりとりするための『接続口』や『窓口』」のようなものです。例えば、外部のアプリがXのポスト情報を取得して表示できるのは、Xが提供するAPIを利用しているからです。APIが有料化されたことで、多くの無料サードパーティ製アプリがサービスを停止するなど、大きな影響が出ました。
3. 「改善される他の体験」の具体像
では、Xがモーメントの代わりに注力しようとした「他の体験」とは何だったのでしょうか。当時、プラットフォーム上では以下のような機能が強化されつつありました。
- 長文投稿機能:X Premiumユーザー向けに、投稿できる文字数が大幅に増加しました。
- 動画機能の強化:より長い時間の動画をアップロードできるように改善が進められました。
- コミュニティ機能:特定の興味関心を持つユーザー同士が交流できる、クローズドな空間の提供。
これらの機能は、クリエイターがよりリッチなコンテンツを発信し、プラットフォームに滞在する時間を延ばすことを目的としています。モーメントという「過去の情報を編集する機能」よりも、「未来の新しいコンテンツを生み出す機能」へリソースを再配分するという、明確な意思が感じられます。
プラットフォームの変更から学ぶべきこと
便利な機能がプラットフォームの都合で突然使えなくなる、というのは、SNSを利用する上で避けられないリスクです。今回のモーメント機能廃止は、特定のサービスに依存してコンテンツを蓄積することの脆弱性をユーザーに痛感させる出来事でした。自分が情熱を注いで作成したまとめやポートフォリオが、運営の方針一つで価値を失ってしまう可能性があるのです。
この教訓から、私たちはXの機能を活用しつつも、大切なコンテンツは外部サービスへバックアップを取ったり、複数のプラットフォームで情報を発信したりといったリスク分散を常に意識する必要があります。次のセクションでは、過去のモーメントをどうやって確認するのか、その具体的な手順を解説していきます。
過去に作成したTwitterモーメントの見方

モーメントの新規作成機能は廃止されましたが、過去のアーカイブとして存在するモーメントは、今でも閲覧することが可能です。
しかし、その閲覧方法は以前よりも分かりにくくなっており、特にPC版のX(twitter.com)での操作が基本となります。スマートフォンアプリでは機能が大幅に制限されているため、これから解説する手順は、原則としてPCのブラウザでXにログインしている状態を想定しています。ここでは「自分のモーメント」と「他人のモーメント」、それぞれの確認方法を詳しく解説します。
1. 自分のモーメントを確認する方法(マイ・モーメントダッシュボードへのアクセス)
ご自身が過去に情熱を注いで作成した作品集や記録は、専用の管理ページからアクセスできます。以下の手順に従って、ご自身の「モーメントダッシュボード」を開いてみましょう。
- PCでXにログイン: まずは、お使いのPCのウェブブラウザ(Chrome, Safari, Edgeなど)から X公式サイト にアクセスし、ご自身のアカウントにログインします。
- 「もっと見る」を選択: ログイン後、画面左側に表示されるナビゲーションメニューの中から、「…」のアイコンが付いた「もっと見る」という項目をクリックしてください。
- 「モーメント」を選択: クリックすると、さらに詳細なメニューが表示されます。その中に「モー-メント」という項目がありますので、これを選択します。
この3ステップで、あなたが過去に作成したモーメントが一覧で表示される「モーメントダッシュボード」に移動します。ここでは、各モーメントのタイトルやカバー画像がカード形式で並んでおり、クリックすればいつでも内容を閲覧できます。また、この画面からはモーメントの削除や、限定的ではありますがタイトルの編集なども行える場合があります。
よくある質問:「モーメント」の項目が見つかりません
最も多いつまずきが、「メニューにモーメントの項目がない」というケースです。これにはいくつかの理由が考えられます。
- スマートフォンアプリで操作している: 前述の通り、このメニューはPC版のウェブサイトに最適化されています。スマートフォンのX公式アプリでは、UI(ユーザーインターフェース)の簡素化に伴い、この項目は削除されています。
- 一度もモーメントを作成したことがない: もし過去に一度もモーメントを作成したことがなければ、ダッシュボード自体が存在しないため、メニューに項目が表示されない場合があります。
もしご自身のモーメントを確認したい場合は、必ずPCからアクセスするようにしてください。
2. 他人のモーメントを確認する方法
気になるクリエイターやインフルエンサーが過去に作成したモーメントを閲覧したい場合も、同様にPCからの操作が推奨されます。手順は以下の通りです。
- 対象ユーザーのプロフィールページへ移動: まず、モーメントを見たいユーザーのプロフィールページを開きます。
- 「…」(もっと見る)アイコンをクリック: プロフィールヘッダーの右上、フォローボタンの隣あたりにある「…」が3つ並んだアイコンをクリックします。
- 「モーメントを表示」を選択: ドロップダウンメニューが表示され、その中に「モーメントを表示」という選択肢があれば、それをクリックします。
この項目が存在すれば、そのユーザーが作成した公開モーメントの一覧ページに移動できます。しかし、多くの場合、この「モーメントを表示」という項目自体が見つからずに困惑することがあります。
「モーメントを表示」がない場合の主な理由
この選択肢が表示されない場合、それはバグや不具合ではなく、以下のいずれかの条件に該当している可能性が高いです。
- 理由1:そのユーザーが、一度もモーメントを作成したことがない。
- 理由2:過去に作成したモーメントを、すべて削除してしまった。
- 理由3:そのユーザーのアカウントが非公開(通称:鍵垢)であり、あなたがフォローを許可されていない。
つまり、「モーメントが存在し、かつあなたに閲覧権限がある場合」にのみ、このメニューは表示される仕組みです。
【上級テクニック】リンクを知っていれば直接アクセス可能
モーメントの実態は、https://twitter.com/i/events/xxxxxxxx
という形式のユニークなURLが割り当てられたウェブページです。そのため、もし過去にブログや他のSNSで共有されたモーメントへの直接リンクを知っていれば、プロフィールにメニューが表示されていなくても、そのURLにアクセスすることで閲覧できる可能性があります。
また、Xの検索機能を応用し、検索窓にurl:twitter.com/i/events from:調べたいユーザーID
と入力して検索すると、そのユーザーが過去にポストしたモーメントへのリンクが見つかることがあります。これは、モーメント機能がアクティブだった頃の名残を探す、高度なテクニックと言えるでしょう。
【重要】レガシー機能であることの認識
ここまで解説した閲覧方法は、あくまでX内に残されている「過去の機能(レガシー機能)」へのアクセス手段です。X社は、これらの閲覧機能についても、将来的に何ら予告なく提供を終了する可能性があります。大切な記録としてモーメントを残しておきたい場合は、閲覧できる今のうちに、後述する代替サービスへ内容を移行・バックアップしておくことを強く推奨します。
Twitterモーメントが見れない場合の対処法

楽しみにしていたクリエイターの作品まとめや、保存しておいたイベントレポートのモーメントリンクをクリックしたのに、「このページは存在しません」というエラー画面が表示されてがっかりした経験はありませんか?
モーメントが見れないという問題は、単一の原因で発生するわけではありません。その理由は、「作成者側」「プラットフォーム側」「閲覧者側」の3つの側面に切り分けて考える必要があります。ここでは、それぞれの原因を体系的に解き明かし、具体的な対処法のフローチャートを提示します。
原因の切り分け:なぜモーメントは表示されないのか?
やみくもに対処する前に、まずは冷静に原因を特定することが解決への近道です。考えられる可能性を一つずつ確認していきましょう。
原因1:作成者側の設定・操作によるもの(最も多いケース)
モーメントが見れない原因として最も可能性が高いのは、モーメントの管理者である作成者側での何らかのアクションです。
- モーメントが削除された: 作成者がモーメントそのものを削除した場合、データはサーバーから消去されるため、復旧は不可能です。これは最もシンプルかつ決定的な理由です。
- アカウントが非公開(鍵垢)になった: 作成者がアカウントを非公開に設定すると、そのアカウントのすべてのコンテンツ(ポスト、モーメント含む)は、承認されたフォロワー以外には表示されなくなります。以前は見れていたのに突然見れなくなった場合、この可能性を疑ってみましょう。
- あなたがブロックされた: 万が一、作成者があなたのアカウントをブロックした場合、あなたは相手のプロフィールやコンテンツ一切にアクセスできなくなります。
原因2:プラットフォーム(X社)側の技術的な問題
次に、Xというプラットフォーム自体に問題が発生している可能性です。
- 一時的なサーバー障害やバグ: Xほどの巨大サービスでも、一時的な障害が発生することはあります。特定の機能だけが利用しにくくなるケースも少なくありません。このような場合は、少し時間を置いてから再度アクセスを試みるのが有効です。Xの公式サポートアカウント(@Support)や、障害情報を共有するサイト(Downdetectorなど)で他のユーザーも同様の問題を報告していないか確認するのも良いでしょう。
- レガシー機能の不安定化: 前述の通り、モーメントはもはや積極的にメンテナンスされていない「レガシー機能」です。そのため、X全体のシステムアップデートの際に互換性の問題が生じ、予期せぬ不具合が発生しやすくなっています。これは、いわば「老朽化した設備」のようなものであり、安定した動作は保証されていません。
原因3:閲覧者(あなた)側の環境に起因するもの
意外と見落としがちなのが、ご自身の閲覧環境が原因となっているケースです。
- ブラウザのキャッシュやCookieの問題: ブラウザは一度表示したページの情報を「キャッシュ」として一時的に保存し、次回以降の表示を高速化します。しかし、この古いキャッシュ情報が原因で、最新の状態が正しく表示されないことがあります。
- 古いバージョンのアプリやブラウザ: 使用しているXのアプリやPCのブラウザが古いバージョンのままだと、最新のウェブ技術に対応できず表示エラーが起きることがあります。
- ネットワーク接続の不調: インターネット接続が不安定だと、ページの読み込みが途中で失敗し、エラーが表示されることがあります。
【実践】モーメント表示トラブル解決フローチャート
原因の切り分けができたら、次はこのフローチャートに沿って具体的な対処法を試してみてください。
トラブルシューティング手順
- 【基本の確認】URLを再確認する
まずは、クリックしたリンクが正しいモーメントのURL(https://twitter.com/i/events/~
で始まるもの)であるかを確認しましょう。URLの一部が欠けていたり、間違っていたりすると表示できません。 - 【環境の切り分け】ブラウザのシークレットモードで開く
お使いのブラウザの「シークレットモード」や「プライベートウィンドウ」で同じURLを開いてみてください。これで正常に表示される場合、原因はキャッシュやCookie、あるいはブラウザの拡張機能にある可能性が高いです。その場合は、ブラウザの設定からキャッシュの削除を試みてください。 - 【権限の確認】作成者のアカウント状態をチェック
シークレットモードでも見れない場合、作成者のプロフィールページにアクセスしてみてください。「このアカウントは存在しません」と表示されればアカウントが削除されたか、あなたがブロックされています。「このアカウントのポストは保護されています」と表示されれば、アカウントが非公開になっています。 - 【端末の切り分け】別のデバイスやネットワークで試す
もし可能であれば、PCだけでなくスマートフォンで試したり、Wi-Fiとモバイルデータ通信を切り替えたりして、別の環境からアクセスしてみてください。これで表示できれば、元のデバイスやネットワークに問題があったと特定できます。 - 【最終手段】時間を置く
上記すべてを試しても解決しない場合、X側のサーバー障害である可能性が残ります。この場合はユーザー側でできることはありません。数時間から1日ほど時間を置いてから、再度アクセスを試みてください。
このフローチャートを試した上で、それでもなおモーメントが表示されない場合は、残念ながら作成者によって削除または非公開にされた可能性が極めて高いと判断せざるを得ません。このように、過去のモーメントの閲覧は常に不確実性を伴います。だからこそ、今後はより安定した方法で情報を整理することが重要になるのです。では、そもそも現在のXにおいて、モーメントはどこに位置づけられているのでしょうか。
現在Twitterのモーメントはどこにあるのか

これまでの解説で明らかになったように、モーメント機能の扱いはX(旧Twitter)内で大きく変化しました。かつてはタイムラインの上部に「今日のモーメント」として表示されたり、独立したタブが設けられたりするなど、プラットフォームの主要コンテンツの一つとして扱われていました。
しかし、現在その姿を簡単に見つけることはできません。では、具体的にモー-メントはXのどこに「保管」されているのでしょうか。その実態を正確に理解しましょう。
実態1:ユーザーインターフェース上での「格下げ」
現在のXのユーザーインターフェース(UI)において、モーメントは意図的に目立たない場所へと移動させられました。これは、運営側がユーザーに積極的に使ってほしい機能ではない、という意思表示の現れです。
- 主要ナビゲーションからの削除: スマートフォンアプリ、PC版サイト共に、トップページや主要なナビゲーションメニューから「モーメント」への導線は完全に削除されています。これにより、偶然モーメントに出会う機会はほぼなくなりました。
- 「もっと見る」の中の階層へ: PC版に残された唯一の公式な入り口は、前述の通り「もっと見る」メニューの奥深くです。これは、アカウント設定やアナリティクスといった、日常的にはあまり使わない機能と同じ階層に置かれていることを意味します。つまり、日常的なコンテンツ消費の場から、管理機能の保管庫へと「格下げ」されたのです。
このUI上の変更は、新規ユーザーがモーメントという機能の存在自体を知る機会を奪い、既存ユーザーにとってもアクセスしにくい状況を作り出しています。機能が「廃止」されただけでなく、プラットフォーム上での存在感も意図的に薄められているのです。
実態2:「過去の資産(レガシーアセット)」としての存在
技術的な観点から見ると、過去に作成されたモーメントは、削除されない限りXのサーバー上にデータとして存在し続けています。それぞれのモーメントには固有のURLが付与されており、そのURLを知っていれば直接アクセスできる状態は維持されています。これは、過去のウェブページへのリンクがなくならないのと同じ原理です。
しかし、これはあくまで「過去のウェブ資産(レガシーアセット)」としてデータが残っているに過ぎません。X社が今後、このレガシーアセットを維持し続ける保証はどこにもありません。例えば、将来的なデータベースの整理や仕様変更の際に、古いモーメントデータが一括で削除されたり、URL構造が変更されてリンク切れになったりするリスクは常に存在します。
【警告】モーメントは「永続的な保管庫」ではない
「とりあえず閲覧できるから大丈夫」と考えるのは非常に危険です。モーメントは、もはやX社が公式にサポートし、その永続性を保証する機能ではありません。大切な作品集や重要な記録をモーメントだけに依存している状態は、いつデータが消えてもおかしくない、非常に不安定なデジタル資産の管理方法と言えます。繰り返しになりますが、閲覧可能なうちに代替サービスへの移行を強く推奨します。
実態3:検索アルゴリズムにおける優先度の低下
さらに見過ごせないのが、Xの内部検索におけるモーメントの扱いです。かつては、特定のキーワードで検索すると、関連するモーメントが検索結果の上位に表示されることがありました。しかし、現在では検索アルゴリズムの変更により、モーメントが検索結果にヒットすることはほとんどなくなりました。
これは、Xがリアルタイムの「ポスト」や「ユーザー」、「スペース(音声会話機能)」などを優先的に表示するように最適化されているためです。編集・集約されたストック型のコンテンツであるモーメントは、現在のXが重視する「今、起きていること」という思想とは合致しないため、意図的に検索対象から除外、あるいは優先度を下げられていると考えられます。
以上の3つの実態からわかるように、現在のモーメントは「プラットフォームの片隅に、かろうじてデータが残されている状態」というのが最も正確な表現です。それはもはやアクティブな機能ではなく、いつ失われても不思議ではない過去の遺産なのです。このような状況だからこそ、私たちは次なる一歩、つまり信頼できる代替手段へと目を向ける必要があります。次の章では、その具体的な選択肢を一つずつ詳しく見ていきましょう。
おすすめのtwitter モーメント代わりとその機能

- Xモーメントの代わりになる機能を紹介
- TwitterモーメントとMintの関係性を解説
- ThreadsとTwitterの違いについて
- お気に入りのツイートをまとめる方法
- 自分の過去のツイートをまとめる方法
- モーメント以外でツイートをまとめる方法
- 最適なtwitter モー-メント 代わりの選び方
Xモーメントの代わりになる機能を紹介
X公式のモーメント作成機能が廃止されたことは、一見すると単なる機能の喪失であり、不便に思えるかもしれません。しかし、視点を変えれば、これは特定のプラットフォームの制約から解放され、より多機能でご自身の目的に最適化されたツールを自由に選択できる時代の到来を意味します。モーメントという一つの正解がなくなった今、私たちは「まとめる」という行為そのものの目的を問い直し、最適な手段を見つけ出すことができるのです。
現在、モーメントの代替となる選択肢は、大きく分けて以下の3つのカテゴリーに分類できます。
- 【選択肢1】外部の専門まとめサービス:ポスト(ツイート)をまとめることに特化して開発された、高機能なウェブサービス。
- 【選択肢2】Xの内部機能の応用:外部サービスを使わず、Xに標準搭載された機能を工夫して活用する方法。
- 【選択肢3】より高度なコンテンツ作成ツール:ポストを素材の一つとして、よりリッチなコンテンツへと昇華させるためのプラ-ットフォーム。
このセクションでは、まずこれらの選択肢が具体的にどのようなツールや手法を指すのか、その全体像を掴んでいただきます。それぞれのツールの長所と短所を比較検討し、どのような目的を持つ人に適しているのかを明らかにしていきましょう。続くセクションで、個々のツールの具体的な使い方をさらに深く掘り下げていきます。
【選択肢1】外部の専門まとめサービス(Togetter / min.t)
モーメントの代替として、現在最も主流となっているのがこの選択肢です。代表的な2つのサービスは、同じ会社が運営していますが、明確な思想の違いがあります。
拡散性とコミュニティの「Togetter(トゥギャッター)」
2009年から続く、国内最大級のツイートまとめサイトの草分け的存在です。単なるまとめツールではなく、日々数多くのまとめが投稿され、ランキング化される一種のメディアプラットフォームとして機能しています。
- 長所:最大の魅力は、その圧倒的な拡散力です。Togetter自体が多くのユーザーを抱えているため、面白いまとめや時事性の高いまとめはサイト内で人気となり、さらに外部のニュースサイトに取り上げられることも少なくありません。また、まとめに対してユーザーがコメントできる機能があり、議論や感想が生まれるコミュニ-ティ的な側面も持ち合わせています。
- 短所:拡散力が高い反面、意図しない形でまとめが炎上したり、批判的なコメントが多数寄せられたりするリスクも伴います。また、広告やランキングなど、コンテンツ以外の情報(ノイズ)が多く、純粋に自分の作品だけを静かに見せたい、という用途には不向きな場合があります。
- 最適な用途:社会的な出来事に対する反応まとめ、多くの人に知ってほしい有益な情報、議論を喚起したいテーマなど、公共性の高いコンテンツの公開。
シンプルさとプライベート性の「min.t(ミント)」
Togetterの姉妹サービスとして、まさにモーメント機能の廃止で生まれた「難民」の受け皿となるべく開発されました。「シンプルにまとめて、ちょっとだけシェアする」というコンセプト通り、モーメントに最も近い使用感を持つサービスです。
- 長所:広告やランキング、閲覧数表示などが一切なく、非常にクリーンなインターフェースでコンテンツに集中できます。パスワード設定やURLを知る人のみの限定公開など、高度なプライバシー設定が可能な点が最大の強みです。他人の評価を気にせず、自分のペースでまとめを作成・共有できます。
- 短所:Togetterとは対照的に、サービス自体に拡散力はありません。まとめを見てもらうには、自分自身でXのプロフィールやポストでURLを告知する必要があります。
- 最適な用途:クリエイターの作品ポートフォリオ、イベント参加者だけへの記録共有、個人的な趣味のアーカイブなど、クローズドな共有や、静的なコンテンツの展示。
【選択肢2】Xの内部機能の応用(ブックマーク / サブアカウント)
「外部サービスへの登録は面倒…」「Xの中だけで完結させたい」という方向けの方法です。
自分専用のスクラップブック「ブックマーク機能」
ポスト単体を非公開で保存する機能です。操作が非常に手軽で、相手に通知もいきません。ただし、フォルダ分けなどの整理機能はなく、あくまで一時的な「あとで読む」ための個人的なメモとしての役割が主です。他人との共有はできません。
テーマ特化型アカウントの「サブアカウント運用」
特定のテーマ(例:「〇〇のイラスト集」)専用の別アカウントを作成し、そこに本体アカウントから関連ポストだけをリポスト(RT)していく方法です。そのアカウント自体が、テーマに沿ったタイムラインを持つまとめとして機能します。ファンにとってはフォローしやすく、X内で完結するメリットがありますが、複数アカウントの管理が手間になるというデメリットもあります。
【選択肢3】より高度なコンテンツ作成ツール(note / ブログ)
ポストを単に並べるだけでなく、ご自身の深い考察や解説を加えて、一つの完成された読み物として届けたい場合の選択肢です。
文章作成プラットフォームのnoteや、ご自身のブログ(WordPressなど)には、特定のポストを記事内に「埋め込む」機能があります。この機能を活用すれば、ポストを引用しつつ、その背景や詳細な解説を長文で補うことが可能です。最も手間と時間がかかりますが、コンテンツの価値を最大限に高めることができるプロフェッショナルな手法と言えるでしょう。
方法 | 主な目的 | 長所 | 短所 |
---|---|---|---|
Togetter | 話題の拡散・議論 | 圧倒的な拡散力、コミュニティ機能 | 炎上リスク、広告などのノイズが多い |
min.t | 静的な展示・限定共有 | モーメントに近い使用感、高いプライバシー性 | 拡散力がない、自ら告知する必要がある |
ブックマーク | 個人的な保存 | 手軽、完全非公開、X内で完結 | 共有不可、整理機能が弱い |
サブアカウント | テーマ別の公開収集 | X内で完結、ファンが追いやすい | 複数アカウントの管理が煩雑 |
note / ブログ | 解説付きコンテンツ作成 | 圧倒的な自由度、情報量の多さ | 手間と時間がかかる、文章力が必要 |
このように、代替手段は多岐にわたります。次のセクションでは、これらの選択肢の中から、特にモーメントの直接的な後継として最も人気の高い「min.t」と「Togetter」の関係性について、さらに詳しく解説していきます。
TwitterモーメントとMintの関係性を解説

モーメントの代替サービスを探し始めると、必ずと言っていいほど目にするのが「min.t(ミント)」と、その姉妹サービスである「Togetter(トゥギャッター)」です。この二つのサービスは、同じトゥギャッター株式会社によって運営されていますが、その誕生の経緯と設計思想、そしてユーザーに提供する体験価値は全く異なります。なぜmin.tが「モーメントの真の後継者」と称されるのかを理解するためには、まずその母体であるTogetterの歴史と文化を知る必要があります。
「まとめ文化」の創造主、親サービス「Togetter」
Togetterは、X(旧Twitter)がまだ日本で普及し始めたばかりの2009年に誕生しました。当時、タイムラインは今以上に玉石混淆で、興味深い会話や有益な連続ツイートも、あっという間に情報の奔流に飲み込まれて消えていきました。Togetterは、そうした「消えゆく価値ある情報(ログ)を掬い上げ、新たな文脈を与えて保存する」という目的のもとに、ユーザー主導で開発された草の根的なサービスでした。
それはXの公式機能としてではなく、あくまで外部のサードパーティサービスとして、「まとめ文化」そのものを創造し、牽引してきたのです。Togetterの文化は、本質的にパブリック(公的)であり、ジャーナリスティック(報道機関的)です。
- 世の中の「今」を切り取る: バズったツイートのまとめ、専門家による解説、社会的な事件への反応など、世の中の関心事をリアルタイムにアーカイブします。
- 新たな価値の創造: まとめられたツイート群にタイトルが付けられ、コメント欄で議論が交わされることで、元のツイート単体では持ち得なかった新たな価値や視点が生まれます。
このように、Togetterは「開かれた広場」として、多くの人々に情報を届け、議論を巻き起こすことを是としてきました。
モーメント廃止という「事件」と、受け皿「min.t」の誕生
Xのモーメント機能は、Togetterとは異なり、より個人的でクローズドな用途、例えばクリエイターが自身の作品を静かに展示する「画廊」のような役割を担っていました。2022年のモーメント機能廃止は、この「画廊」を失った多くのユーザー、いわゆる「モーメント難民」を生み出しました。
彼らにとって、Togetterはあまりにも「開かれすぎ」ていました。不特定多数の目に晒され、意図しないコメントが付き、広告が表示される環境は、ポートフォリオや個人的な記録の場としては適していなかったのです。トゥギャッター社はこの市場の空白、つまり「静かな画廊を求めるユーザー」の切実なニーズを的確に捉えました。そして、その受け皿として戦略的に開発されたのが「min.t」なのです。
min.tはモーメント廃止前から存在
実はmin.tのサービス開始は2019年8月であり、モーメント廃止(2022年12月)よりも前です。当時からTogetterのオープンすぎる性質を好まない層のニーズを汲み取り、「よりシンプル&クローズドなまとめサービス」として提供されていました。そして、モーメント廃止が決定的な引き金となり、その存在価値が一気に高まったのです。実際に、トゥギャッター社の発表によると、モーメント廃止後の4日間だけで、min.tで作成されたまとめの数は前週比で27倍以上に急増したとされています。
(参照:アットプレス 報道発表)
思想の徹底比較:「広場」としてのTogetter、「画廊」としてのmin.t
この二つのサービスの違いを、機能面と思想面からより深く比較してみましょう。比喩的に言うならば、Togetterは「誰もが参加できる賑やかな公共の広場」であり、min.tは「招待された人だけが入れる静かな私設の画廊(ギャラリー)」です。
Togetterとmin.tの思想的な違い
- インターフェース(UI/UX)
- Togetter: ランキング、コメント、広告、トレンドなどが表示され、ユーザーが次々と新しいまとめを発見し、回遊することを促す「発見志向」のデザイン。
- min.t: コンテンツ以外の要素を極限まで削ぎ落とし、まとめの内容そのものに100%集中させることを目的とした「没入志向」のミニマルなデザイン。
- プライバシーとコントロール権
- Togetter: 原則としてすべてのまとめが公開され、誰でも閲覧・コメントが可能です。コンテンツの評価は公の場に晒されます。
- min.t: 限定公開やパスワード保護など、共有範囲を作者が厳密にコントロールできます。閲覧数や評価も表示されず、作者が望まない評価軸から解放されます。
- コミュニケーションの方向性
- Togetter: まとめ作成者と閲覧者の間でコメントを通じた双方向のコミュニケーションが活発に行われます。
- min.t: コメント機能がなく、原則として作者から閲覧者への一方向的な情報伝達となります。コンテンツを静かに「提示」するためのツールです。
このように、min.tとTogetterは競合するサービスではなく、同じ運営会社が提供する、目的の異なる補完的な関係にあるツールです。公共的な議論を喚起したいならTogetter、個人の世界観を大切に表現したいならmin.tと、明確に使い分けることができます。この関係性を理解することで、あなたは「モーメントの代わり」というだけでなく、ご自身の真の目的に合った最適なツールを選び出すことができるようになるでしょう。では、もう一つの注目すべきプラットフォーム、Threadsは、この文脈でどのように位置づけられるのでしょうか?
ThreadsとTwitterの違いについて

2023年7月にMeta社(FacebookやInstagramの運営元)がリリースした「Threads(スレッズ)」は、その登場からわずか5日でユーザー数1億人を突破し、「Xキラー」として大きな注目を集めました。テキストベースのコミュニケーションSNSとしてXの強力な競合であることは間違いありませんが、「ポスト(ツイート)をまとめる」というモーメント機能の代替という観点では、その役割や思想が大きく異なります。このセクションでは、ThreadsとXの本質的な違いを解き明かし、ツイートまとめツールとしての可能性と限界を明らかにします。
誕生の背景と設計思想:「健全な対話の場」を目指すThreads
Threadsの登場は、Xが経営体制の変更に伴い、仕様変更やAPIの有料化などで混乱していた時期と重なります。Meta社は、この状況を好機と捉え、Xの代替となりうる、より「ポジティブで、建設的な対話が行われるオンラインの広場」としてThreadsを市場に投入しました。
その設計思想の根幹にあるのが、親サービスであるInstagramとの強固な連携です。Threadsのアカウント開設にはInstagramアカウントが必須であり、ユーザー名や認証バッジ、さらにはフォロー関係まで引き継ぐことができます。この仕組みが爆発的な初期ユーザー獲得の原動力となった一方で、よりオープンで匿名性の高い文化を持つXとは明確な一線を画す要因ともなっています。
- Xの文化: リアルタイム性、速報性、匿名性を重視。ニュースの拡散や社会的な議論、趣味を通じた不特定多数との交流が活発。良くも悪くも「何でもあり」な自由闊達な広場。
- Threadsの文化: Instagramのコミュニティを基盤とし、クリエイターとファン、あるいは友人同士の対話を重視。よりクローズドで平和なコミュニケーションを目指しており、アルゴリズムもポジティブなコンテンツを優先する傾向にあると言われています。
この思想の違いは、プラットフォームのあらゆる機能に反映されています。
機能面の徹底比較:似て非なる二つのプラットフォーム
一見するとタイムラインの見た目や「いいね」「再投稿」といった基本機能は似ていますが、細かく見ていくと、両者の目指す方向性の違いが明確になります。
機能項目 | X (旧Twitter) | Threads |
---|---|---|
アカウント連携 | 独立(単体で作成可能) | Instagramアカウントが必須 |
文字数制限 | 全角140字 / 半角280字(無料版) | 全角500字 |
画像投稿 | 最大4枚 | 最大10枚(カルーセル形式) |
動画投稿 | 最大140秒(無料版) | 最大5分 |
ハッシュタグ機能 | 複数利用可能。トレンド機能と連動し、発見の重要な基盤。 | 「タグ」機能として1投稿に1つのみ利用可能。発見より分類の側面が強い。 |
拡散の仕組み | リポスト(RT)、引用リポストが強力。情報の拡散速度が非常に速い。 | 再投稿機能はあるが、Xほどの爆発的な拡散は起こりにくい文化。 |
タイムライン | アルゴリズムによる「おすすめ」と時系列の「フォロー中」を切り替え可能。 | 当初はアルゴリズムのみだったが、現在は時系列表示も可能。 |
匿名性 | 匿名・仮名アカウント文化が根付いている。 | Instagram連携のため、実名やブランド名での利用が中心。 |
この比較表からわかるように、Threadsは1投稿あたりの情報量を多く、そして豊かに表現することに長けています。文字数が多く、画像も10枚まで投稿できるため、伝えたい内容を分割せずに一度に発信することが可能です。
「ツイートをまとめる」観点での評価と、新たな可能性
ここまでの解説で明らかなように、Threadsには複数のユーザーの投稿をキュレーションして一つのページにまとめる「モーメント」のような機能は存在しません。そのため、min.tやTogetterの直接的な代替とはなり得ないのが現状です。
しかし、発想を転換すれば、Threadsの特性を活かした「新しいまとめ方」の可能性が見えてきます。
Threads流「セルフまとめ」の手法
- 手法1:「メガポスト」による集約
- Xであれば5~10回に分けて投稿していたような連続ツイートの内容を、Threadsの500文字という文字数制限を活かして1つの長文投稿に集約する方法です。情報が分散せず、読者はスクロールするだけで全ての文脈を理解できます。
- 手法2:「カルーセル投稿」による物語化
- 最大10枚の画像を活かし、Instagramのカルーセルのように、画像とテキストで一つの物語や手順を解説する手法です。イラストのメイキング過程や、イベントの時系列レポートなどを視覚的に分かりやすく表現するのに適しています。
つまり、Threadsは「他者の投稿を編集してまとめる」のではなく、「自分自身の発信を最初からまとまった形で行う」ことに適したプラットフォームなのです。モーメントが「過去の情報の編集」だったとすれば、Threadsは「未来の情報のパッケージング」と言えるかもしれません。
結論として、不特定多数のツイートを整理・アーカイブしたいのであれば、Threadsは選択肢になりません。しかし、ご自身の発信内容を一つの完結したコンテンツとして届けたいのであれば、Threadsは非常に強力なツールとなり得ます。次のセクションでは、視点をXの内部に戻し、最も手軽な保存方法である「ブックマーク機能」について掘り下げていきます。
お気に入りのツイートをまとめる方法

モーメントの代替手段として、外部サービスやサブアカウントの運用などを紹介してきましたが、「もっと手軽に、自分だけが見るためにポストを保存したい」というニーズも根強く存在します。その最もシンプルかつ直接的な答えが、Xに標準で搭載されているブックマーク機能です。
外部サービスが「公開用の展示室」だとすれば、ブックマーク機能はあなただけの「プライベートな机の引き出し」と言えるでしょう。このセクションでは、ブックマーク機能の正しい使い方、その重要な特性、そして限界を深く理解していきます。
ブックマーク機能の基本操作と仕様
ブックマーク機能は、PC版とスマートフォンアプリ版で若干操作方法が異なります。それぞれの方法を正確にマスターしましょう。
ブックマークへの追加方法:PCとスマホでの違い
- PC(ウェブブラウザ版)の場合:
保存したいポストの下部に表示されているメニューアイコンの中から、リボン風の「ブックマーク」アイコンを直接クリックします。クリックするとアイコンが青色に変わり、画面下部に「ブックマークに追加しました」という確認メッセージが一時的に表示されれば完了です。非常に直感的でスピーディーな操作が可能です。 - スマートフォンアプリ(iOS/Android)の場合:
アプリ版では、一手間加わります。保存したいポストの右下あたりにある「共有」アイコン(上に矢印が向いたアイコンや、点が3つ繋がったアイコン)をタップします。すると、様々なアクションが表示されるメニューがせり上がってきますので、その中から「ブックマーク」を選択してください。
ブックマークしたポストの確認方法
保存したポストは、専用のページに時系列で蓄積されていきます。
- PCの場合:画面左側のナビゲーションメニューから「ブックマーク」をクリックします。
- スマートフォンの場合:画面左上の自分のプロフィールアイコンをタップしてサイドメニューを開き、「ブックマーク」を選択します。
ここで重要なのは、表示される順番です。ブックマーク一覧は、ポストが元々投稿された日時順ではなく、あなたがブックマークに追加した日時が新しい順(降順)に並びます。この仕様を理解しておかないと、「昔の投稿をブックマークしたはずなのに、リストの上の方にあって見つけにくい」といった混乱が生じる可能性があります。
知っておくべきブックマーク機能の重要な特性
ブックマーク機能を手軽な「いいね」の代わりのように使っている方もいますが、その性質は全く異なります。特に以下の2点は、利用する上で必ず理解しておくべき重要な特性です。
ブックマークの2大特性
- 1. 完全な非公開性
- あなたがどのポストをブックマークしたか、という情報は作成者を含め、他の誰にも通知されません。また、あなたのブックマーク一覧ページを他人が見ることもできません。これは、押すと相手に通知され、誰がいいねしたかが公開される「いいね」との決定的な違いです。「いいね」が他者への共感や賛意を示すソーシャルな(社会的な)アクションであるのに対し、ブックマークは純粋に自分のためのパーソナルな(個人的な)ユーティリティ(道具)なのです。
- 2. 元のポストへの完全な依存
- ブックマークは、ポストそのものをコピーして保存する機能ではありません。あくまで、元のポストへの「ショートカット」や「リンク」を保存しているに過ぎません。したがって、元のポストが作成者によって削除されたり、作成者のアカウント自体が削除・非公開化されたりすると、あなたのブックマークリストからもそのポストは表示されなくなります。大切な情報を恒久的に保存するバックアップ機能ではないことを、固く認識しておく必要があります。
【X Premium限定】フォルダ機能による高度な整理術
無料版のブックマーク機能の最大の弱点は、保存したポストが時系列で並ぶだけで、整理する手段がないことです。しかし、有料プランである「X Premium」に加入すると、この弱点を克服する「ブックマークフォルダ」機能が利用可能になります。
この機能を使えば、「仕事用資料」「後で読む記事」「面白いネタ」「レシピ備忘録」といったように、自分で好きな名前のフォルダをいくつでも作成できます。ポストをブックマークする際に、どのフォルダに保存するかを選択できるため、後から見返す際の検索性が劇的に向上します。このフォルダ機能は、ブックマークを単なる「保存リスト」から、自分だけの「情報データベース」へと昇華させてくれる、非常に強力なアップグレードと言えるでしょう。
ブックマーク機能の明確な限界
便利なブックマーク機能ですが、モーメントの代替として考える際には、その明確な限界を理解しておくことが不可欠です。
ブックマーク機能では「できない」こと
- 公開・共有: 作成したブックマークリストを、タイトルを付けて他人に公開したり、URLで共有したりすることは一切できません。
- 並べ替えや注釈の追加: 保存したポストの順番を自由に入れ替えたり、自分なりの解説や見出しを付け加えたりして、ストーリーを構築することはできません。
- 永続的な保存の保証: 前述の通り、元のポストが消えれば、あなたのリストからも消えてしまいます。
結論として、ブックマーク機能は「手軽で、一時的で、完全にプライベートな情報ストック」としては最高のツールです。しかし、ポートフォリオの作成、イベントの記録、コレクションの共有といった「他者に見せる」ことを目的とした編集・公開作業には全く適していません。では、ブックマークの限界を超え、自分自身の過去の投稿をポートフォリオのようにまとめたい場合は、どのような方法が最適なのでしょうか?次のセクションで、その具体的な手法を解説します。
自分の過去のツイートをまとめる方法

ブックマーク機能が「自分用の情報収集」に特化しているのに対し、「自分自身の過去のポストを、他者に見せるために整理・公開したい」というニーズは、モーメント機能が担っていた非常に重要な役割でした。クリエイターにとっての『作品集(ポートフォリオ)』、イベント主催者にとっての『公式記録』、専門家にとっての『知見のアーカイブ』――これらはすべて、単なる保存ではなく「見せる」ことを前提としたコンテンツです。
この目的を達成するためには、ブックマーク機能では力不足であり、より高度な編集・公開機能を備えたツールが不可欠です。そして、数ある選択肢の中で、この用途に最も適した「最適解」と言えるのが、繰り返しご紹介している「min.t(ミント)」です。このセクションでは、なぜmin.tが最適なのかという理由を深掘りし、実際にポートフォリオを作成するための具体的な手順を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
なぜポートフォリオ作成に「min.t」が最適なのか?
min.tが個人のまとめ作成、特にポートフォリオ用途で絶大な支持を得ているのには、明確な理由があります。
min.tが選ばれる3つの理由
- 1. モーメントのDNAを受け継ぐ優れた操作性
- min.tの編集画面は、かつてのモーメント作成画面の使いやすさを意識して設計されています。ポストをドラッグ&ドロップで直感的に配置し、順番を自由に入れ替えることができます。見出しやテキストを間に追加してストーリーに抑揚をつけることも可能です。モーメントを使ったことがあるユーザーなら、ほとんど迷うことなく利用を開始できるでしょう。
- 2. 作者の意図を尊重する「完全な表現空間」
- 作成したまとめページには、広告や関連まとめ、ランキングといった「ノイズ」が一切表示されません。コメント欄もないため、意図しない批判や無関係な議論に作品が晒される心配もありません。min.tは、作者が意図した通りの世界観を、誰にも邪魔されずに表現できる「クリーンなキャンバス」を提供してくれます。
- 3. 手軽な更新・メンテナンス性
- ポートフォリオは一度作ったら終わりではありません。新しい作品や実績が生まれるたびに、手軽に更新できる必要があります。min.tは、一度作成したまとめを後から何度でも編集できます。新しいポストの追加、古い情報の削除、並び替えなどが簡単に行えるため、常に最新の状態に保つことが可能です。
実践ガイド:min.tでオリジナルポートフォリオを作成する全手順
それでは、実際にmin.tを使って、ご自身のポストをまとめる手順をステップ・バイ・ステップで見ていきましょう。
ステップ1:アカウント連携とログイン
まず、min.tの公式サイトにアクセスします。画面の指示に従い、「X(旧Twitter)でログイン」を選択し、ご自身のアカウントと連携させてください。これはOAuth認証という安全な仕組みで、min.t側にあなたのパスワードが渡ることはありませんのでご安心ください。
ステップ2:まとめたいポスト(ツイート)の読み込み
ログイン後、編集画面に移り、まとめの素材となるポストを読み込みます。画面左側の「ツイート読み込み」エリアに注目してください。いくつかの読み込み方法があります。
- ユーザーIDで指定:ご自身のXのユーザーID(@以降の文字列)を入力するのが最も基本的な方法です。あなたの過去のポストが時系列で一覧表示されます。
- ポストのURLで指定:特定のポストをピンポイントで追加したい場合に、そのポストのURLを貼り付けます。
- キーワードやハッシュタグで指定:特定のキャンペーン(例:「#作品を載せてみませんか」)に関連するポストだけを抽出したい場合に便利です。
【プロの技】スレッド(ツリー)一括読み込み
特に便利なのが「ページのURLを指定してツイートを一括読み込み」機能です。複数のポストを繋げて作成した長文のスレッド(ツリー)をまとめたい場合、そのスレッドの最初のポストのURLを貼り付けるだけで、関連する全てのポストを自動で一括読み込みしてくれます。これにより、一つ一つURLをコピーする手間が大幅に省けます。
ステップ3:ポストの編集とストーリーの構築
左側に読み込まれたポストの中から、まとめに加えたいものを中央の編集エリア(キャンバス)へドラッグ&ドロップで移動させます。中央エリアでは、以下の編集が可能です。
- 順番の入れ替え:ポストを上下にドラッグして、あなたが意図するストーリーの流れになるように順番を整理します。時系列に並べるだけでなく、テーマごとにグループ化することも可能です。
- 見出しやテキストの追加:編集メニューから「見出し」や「テキスト」を追加できます。これらを活用して、「第一章:初期作品」「第二章:〇〇シリーズ」といった章立てをしたり、各作品に簡単な解説文を添えたりすることで、単なる羅列ではない、深みのあるコンテンツを作成できます。
ステップ4:公開設定と最終確認
まとめの体裁が整ったら、画面右側の設定エリアで最終仕上げをします。
- タイトルと説明文:まとめの内容がひと目でわかる、魅力的で分かりやすいタイトルを付けましょう。説明文も、どのようなまとめなのかを補足するために重要です。
- カバー画像の設定:まとめの「顔」となるカバー画像を設定します。まとめ内のポストに含まれる画像から選択するか、PCから新しい画像をアップロードすることも可能です。
- プライバシー設定:「公開」「限定公開(URLを知る人のみ)」「パスワード保護」から、目的に合った公開範囲を選択します。ポートフォリオなら「公開」、仲間内での共有なら「限定公開」が適しています。
すべての設定が完了したら、右下の「まとめを投稿する」ボタンをクリックして完成です。
作成後の活用方法:世界に届けよう
まとめは作成しただけでは見てもらえません。完成したまとめのURLをコピーし、ご自身のXアカウントのプロフィール欄のウェブサイト項目に設定したり、まとめの紹介ポストを作成してプロフィールに固定したりすることで、あなたのページを訪れた人がいつでも作品集にアクセスできるようになります。これが、モーメント機能が担っていた重要な役割を、より高機能な形で実現する現代的な方法です。
モーメント以外でツイートをまとめる方法

これまでに、min.t、Togetter、Xのブックマーク機能、サブアカウント運用、そしてnoteやブログといった、多岐にわたるモーメントの代替手段をご紹介してきました。これだけ選択肢があると、「結局、自分にはどの方法が一番合っているのだろう?」と、かえって迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。重要なのは、それぞれのツールの特性を理解し、ご自身の「目的」と照らし合わせて最適な手段を選択することです。
このセクションでは、単なる機能紹介から一歩踏み込み、あなたがツイートをまとめたい典型的な4つのシナリオを想定し、それぞれのケースでどの方法が最適解となるのかを、理由と共に提案する戦略的ガイドです。ご自身の状況に最も近いシナリオを参考に、あなただけの「まとめの流儀」を確立してください。
シナリオ1:「クリエイターとして、作品ポートフォリオを構築・公開したい」
イラスト、漫画、ハンドメイド作品、文章など、ご自身の創作活動の記録を、見やすく整理して公開したいケースです。ここでは、作品の魅力を最大限に伝え、ブランディングに繋げることが重要になります。
- 🏆 最適な選択肢: min.t
- 次善の選択肢: note / 自身のブログ
【min.tを推奨する理由】
このシナリオにおいて、min.tは他の追随を許さないほどの適性を持っています。その理由は、作品鑑賞の邪魔になるノイズが一切ないからです。広告、無関係なコメント、トレンド表示などから隔離されたクリーンな環境は、あなたの作品の世界観に鑑賞者を没入させてくれます。モーメントが持っていた「静かな画廊」としての役割を、最も忠実に、そして高機能に受け継いでいるのがmin.tなのです。カバー画像の設定や見出しの追加機能を使えば、単なる作品の羅列ではなく、テーマ性を持ったオンライン個展を自分でキュレーションするような体験が得られます。
【noteやブログを検討する場合】
もし、作品をただ見せるだけでなく、その制作背景、使用した画材やテクニックの解説、作品に込めた思いなどを長文で詳細に語りたいのであれば、noteやブログの活用が有効です。ポストを記事に埋め込み、その周辺に豊かな文脈を配置することで、ファンにとってより価値の高いコンテンツを提供できます。
シナリオ2:「イベントやオンラインセミナーの実況・記録を広く共有したい」
カンファレンス、ライブ、Webセミナーなどの実況ポストや、参加者の感想ポストをまとめ、イベントの熱量や内容を追体験できるようにしたいケースです。ここでは、記録性と共に、情報の拡散性やコミュニティの活性化が求められます。
- 🏆 最適な選択肢: Togetter
- 次善の選択肢: min.t(限定公開)
【Togetterを推奨する理由】
このシナリオでは、Togetterが持つ圧倒的な拡散力とコミュニティ機能が最大限に活かされます。作成したまとめがTogetterのランキングに掲載されたり、ニュースサイトに取り上げられたりすることで、イベントに参加しなかった層にもその存在を広くアピールできます。また、コメント機能を通じて、参加者同士が「このセッションは特に勉強になった」「あの時の会場の雰囲気は最高だった」といった感想を共有し合うことで、まとめ自体がイベント後の二次的なコミュニティの場として機能します。これは、単なる記録以上の価値を生み出すことに繋がります。
【経験則】質の高いイベントまとめを作成するコツ
ただポストを並べるだけでなく、min.tやTogetterの見出し機能を活用して「第一部:〇〇氏の基調講演」「第二部:パネルディスカッション」のように章立てをしましょう。公式アカウントや登壇者のポストを要所に配置し、参加者の感想ポストを織り交ぜることで、メリハリのある構成になります。最後にテキストでイベント公式サイトへのリンクや次回の告知を記載すると、まとめが次のアクションに繋がるハブとなります。
シナリオ3:「特定のテーマや趣味に関する情報を、仲間内だけで共有・保存したい」
研究会での資料、ファンコミュニティ内での考察、友人との旅行の思い出など、不特定多数には見せたくないけれど、特定のメンバーとは共有したい、というクローズドな用途です。
- 🏆 最適な選択肢: min.t(パスワード保護 / 限定公開)
- 次善の選択肢: 非公開設定のサブアカウント
【min.tを推奨する理由】
min.tが持つ高度なプライバシー設定は、このシナリオのためにあると言っても過言ではありません。「限定公開」でURLを知る人のみに共有したり、「パスワード保護」でさらにセキュリティを高めたりできます。これにより、安心して内部情報をまとめたページを作成し、チャットグループなどでURLを共有するといった使い方が可能です。
シナリオ4:「個人的に『後で読む』『参考にする』ために情報をストックしたい」
日々の情報収集の中で見つけた、有益な記事、面白い動画、心に残った言葉などを、後で自分が見返すためだけに手軽に保存しておきたいケースです。
- 🏆 最適な選択肢: Xのブックマーク機能
- 次善の選択肢: X Premiumのブックマークフォルダ
【ブックマーク機能を推奨する理由】
この用途において、スピードと手軽さに勝るものはありません。Xのアプリやサイトから離れることなく、1~2タップで瞬時に保存できるブックマーク機能は、思考を中断させない最適なソリューションです。公開や共有を一切考えない、純粋な個人用の情報ストックとしては、これ以上ないほど洗練されています。情報が大量になり整理したくなったら、X Premiumへアップグレードし、フォルダ機能を活用することを検討するのが合理的なステップアップと言えるでしょう。
このように、あなたの目的によって最適なツールは明確に異なります。次の最終セクションでは、この記事で解説してきた全ての要点を総まとめし、あなたの知識を確かなものにします。
最適なtwitter モーメント 代わりの選び方

本記事では、X(旧Twitter)のモーメント機能が廃止された背景から、その具体的な代替手段までを網羅的に解説してきました。最後に、あなたがご自身の目的に合った最適なツールを迷わず選択できるよう、この記事の要点を箇条書きでまとめます。このリストを最終チェックリストとしてご活用ください。
- Twitterのモーメント作成機能は2022年12月に公式に廃止された
- 廃止の主な理由はX社の経営方針転換と「他の機能改善への集中」とされている
- 過去に作成されたモーメントはPC版のXサイトから現在も「閲覧」は可能
- 自分のモーメントは「もっと見る」→「モーメント」から、他人のモーメントはプロフィールページの「…」メニューから確認できる
- モーメントが見れない場合、作成者による削除や非公開化、または閲覧環境の問題が主な原因である
- モーメントは公式にサポートされていないレガシー機能であり、いつ閲覧できなくなるか不透明な状態にある
- 最も直接的で高機能な代替サービスは、トゥギャッター社が運営するmin.t(ミント)である
- min.tは広告やコメント欄がなく、作品ポートフォリオや個人的な記録など、静的なコンテンツの展示に最適化されている
- より広い拡散や議論を目的とする場合は、姉妹サービスのTogetter(トゥギャッター)が適している
- 個人的に「後で読む」ために非公開でポストを保存したい場合は、X標準のブックマーク機能が最も手軽で迅速な解決策となる
- ブックマークは他人に通知されず、非公開だが、元のポストが削除されると見れなくなるためバックアップにはならない
- 有料のX Premiumに加入すると、ブックマークをフォルダ分けして整理する高度な機能が使える
- 特定のテーマのポストだけを集約して見せたい場合、テーマ別のサブアカウントを作成し、リポストで運用する方法も有効である
- ポストを引用しつつ、長文の解説や深い考察を加えたい場合は、noteや自身のブログで記事を作成するのが最も表現の自由度が高い
- どのツールを選ぶべきかは、「誰に、何を、何のために見せたいのか」という自身の目的を明確にすることから始まる
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